ガチャガチャは街に出かけると、いろんなところに本体が設置されています。
人気のキャラクターフィギュアや精巧なミニチュアなど、種類も豊富なため大人からも人気が高いです。
最近では、海外の人にも日本のガチャガチャは好評で、買い求めている観光客も多数います。
しかしこのガチャガチャ、身近であるにもかかわらず、いつからあるのかを答えられる人は少ないのではないでしょうか?
さらに今回、ガチャガチャの歴史についてよく調べてみると、日本発祥でないことがわかったのです。
私たちにとって身近なガチャガチャは、一体どこで生まれたのかについて調査してみました。
ガチャガチャはどこで生まれた?実は日本発祥じゃないってほんと?
ガチャガチャの起源は古く、1907年にまでさかのぼります。
当時、「トーマス・アダムスGum社」というアメリカの会社で製造された、「ガムボールマシン」が原型になったと言われています。
社名にもあるように、そのころの景品はもちろん「ガム」です。
今のように、フィギュアなどおもちゃ類の販売はされていませんでした。
日本のガチャガチャは世界的にも人気が高いため、当然のように日本で生まれたものだと思っていたので、これにはビックリ。
まさか、海外がガチャの発祥地だったとは意外ですよね。
日本の会社がアメリカから輸入したガチャマシンが全国に広がった
アメリカで生まれたガチャガチャマシンですが、その後1965年になって日本に初上陸します。
日本の会社である「ぺニイ商会(現在の株式会社ぺニイ)」が、アメリカからガチャマシンを輸入しことが始まりです。
当時は、町の小さな駄菓子屋さんや、文房具屋さんなどにガチャが設置されていました。
フタの上ぎりぎりのところまで景品を入れても、すぐに完売してしまうほど大人気だったようです。
子供たちの多く集まる場所に、ガチャマシンが設置されていることは今と変わらないですね。
当時の価格は1回10円
ガチャガチャが日本に導入された当時、ガチャを1回まわす価格は10円でした。
「飛び出す10円おもちゃ」
そんなキャッチコピーで、当時のガチャは販売されていたのです。
この10円でまわせるガチャは、少なくとも3年間は続いていました。
その後は時代の流れとともに、数年後には20円に上がって、さらに数年後には100円に値上がりしています。
今では1000円や500円の高価なガチャもあるくらいですから、時代の移り変わりを感じますね。
当時は中身の景品も輸入していた
ガチャマシンにセットする中身の景品ですが、当時はガチャ本体と同様に、アメリカから輸入された景品が販売されていたようです。
当時、海外のおもちゃが10円で買えることは珍しく、画期的なことでした。
今と同じようにガチャをまわす時には、みんなドキドキしたのではないでしょうか?
実はガチャの日がある?会社の設立日が「ガチャの日」として制定
日本で最初にガチャを販売し始めた「ぺニイ商会」は、ガチャの老舗として知られています。
そんなぺニイ商会が創立された2月17日は、「ガチャの日」として制定されています。
私もガチャガチャ好きになって長いですが、ガチャの日があったとは知りませんでした。
ガチャの日には、ガチャガチャに関したさまざまなイベントも企画されていて好評です。
まとめ
ガチャガチャは日本人にとって身近なおもちゃであるにもかかわらず、日本発祥ではありませんでした。
今や海外の人々からも日本のガチャは人気が高いだけに、意外に思った人も多くいるのではないでしょうか?
1960年代に輸入されて以降、ずっと進化を続けてきたガチャガチャ。
価格や景品の質、さらに豊富なラインナップなど、年々奥深さを増しています。
今度ガチャをまわす時には、意外に深いその歴史に思いをはせてみるのもいいかもしれませんね。
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ガチャガチャの歴史と同様に、ガチャファンにとって意外と知られていないのが「ガチャガチャ」の名前の由来です。
名前に関しては、「ガチャ」とか「ガシャポン」などと呼ぶこともあり、人によって違いがあることも不思議ですよね。
そんなガチャガチャの呼び方の違いに関して、詳しくはこちらの記事でご紹介しています。